バイク乗りの立場から「バイク買取」を本気で考えてみる

バイク乗りの立場から「バイク買取」を本気で考えてみる

バイクはとても楽しい乗り物ですが、生活の変化や置き場所などの問題でどうしても手放さないといけないときはあります。

やむを得ない事情などでバイクを手放すのは寂しいですが、できることなら今まで愛情を込めて乗ってきたバイクをできるだけ高く買い取ってもらいたいのが人としての当然の心情です。高く査定してもらえれば、なんとなく我が子が褒めてもらったみたいで嬉しい気持ちにもなります。

バイクの買取についてネットでちょっと調べると色々な業者が出てきて実際にどれが良いかわかりません。このコラムでは、バイクを愛するライダーが多く集まるサイトならではの視点を活かし、ライダーの視点からバイクを売る時はどうやって売れば一番得なのか、どうやれば高く買い取ってもらえるか、そしてそのちょっとしたコツや知恵などもご案内します。

そもそも

そもそもバイク買い取りとは
ところでバイクの買取で有名な業者はたくさんありますが、なぜかある時期になるとそれらのすべての業者が一斉にテレビCMなどが始まります。

これには理由があります。

バイクに乗ってらっしゃる方は必ず、軽自動車税という税金を納めているはずですが、この軽自動車税は4月1日時点で所有している人の所へ納付書が届きます。つまり4月1日を過ぎてしまうと、例え4月2日に買い取ってもらったとしても、税金の納付書はちゃんと届いてしまい納付義務も発生するのです。ですからバイクを売ろうとする人は3月に集中するので、買取業者もこの時期にこぞってCMなどで買取競争になるのです。

後ほど詳しく説明しますが、買取業者は基本的には買い取ったバイクをオークションなどで転売して利益を出しています。業者としては、つまりバイクを買い取らないと商売にすらならないので、この時期にこそ高値が付く事が多いのです。

そこを知ったうえで買取の交渉を行うことが、バイクを高く買い取ってもらえることにつながります。

『下取り』か『買い取り業者』か?

バイク買い取りは『下取り』か『買い取り業者』か?
お手持ちのバイクを売って現金に換える方法として『買い取り業者』にお願いする方法と行きつけのバイク屋さんに『下取り』に出す方法とあります。

それぞれのメリット、デメリットがあります。

『下取り』に出す場合

バイク屋さんは一般的に下取りをしたバイクは自社で修理・整備をして自社で販売します。一見効率的に見えますが、お店としては「在庫をかかえてしまうリスク」を負います。商品として店頭に陳列はしますが実際にいつ売れるかは分かりません。売れるまでは在庫は在庫です。売れて初めて現金に戻りそこでやっと利益が出るのです。

ですからいつ売れるか分からないリスクを考えるとあまり高い値段で買い取ることは難しくなります。もしあなたがバイクの買い替えを考えてらっしゃるのであれば、値引交渉と合わせて行うことにより、得になる場面もあるかもしれません。ですが「新車の値引き幅」と「下取り金額」がそれぞれ実際いくらになるのかは、きちんと把握しておく必要はあります。「全体として安くなったような気はするけど、実際うやむやで良く分からない」という取引はあまりおすすめできません。

また「買い替えはない、下取りだけ」の場合は、お店から見ると「状態のよくわからない商品の仕入れ」にしかなりません。そんな仕入れに高い金額を付けることは難しくなるので提示金額は比較的安くなってしまいます。

このように「下取り」には、お店との関係によって高く買い取ってもらえるメリットがある反面、「金額がうやむやになりやすい」「他に比較する材料がない」というデメリットもあります。

『買い取り業者』にお願いする場合

バイク買取業者は、自社の店頭でバイクを販売することはありません。買い取ったバイクは業者オークションなどで転売します。バイクをずっと会社に保管しとくことはまずないので、その分在庫リスクはほとんどないのです。在庫リスクがないということは、バイクの状態に適した市場価格を考えた上で、買取価格の上限まで査定できるので買取価格は高くなることが多いです。

またオークションで売れないような商品でも、業者間の直接取引であったり、海外への輸出など色々な方法で販売する方法を持っています。買い取ったバイクをとにかく流通させることを目的としているので薄利でも回転が多ければ利益に結び付けれるのです。

逆にいうとバイクを買い取ってとにかく回転させなければ商売が成り立たないため、買い取り時の査定は、買取業者の出来る限りの限界まで引き上げられるのです。

「買い取り業者」に頼むデメリットは、家に来てもらって査定をお願いする事自体に抵抗がある場合です。「買い取りを承諾するまで帰ってくれないんじゃないか」とか「法外に安い値段を提示されたらどうしよう」という心配をよく耳にします。もちろん業者としては来たからには出来れば買い取って帰りたいという思いはあるので、価格が折り合わなくても「はいそうですか」と言ってすぐに帰ることはせず当然多少は価格交渉になります。ですがこちらの希望価格や条件などをきちんと伝えた上で交渉すれば何も怖い事はありません。安い値段に対する不安は、後ほどご説明する「複数の業者で比較する」方法で相場より極端に安くなってしまう心配はなくなります。

以上のように『下取り』か『買い取り』かで金額にはかなり開きが出ます。ただ単に手放す場合にはおそらく『買い取り業者』に頼んだ方が買い取り金額は高くなりそうですが、買い替えなどで『下取り』に出す場合でも、「最終的にいくらで売って新しいバイクをいくらで買うのか」をきちんと数字に出してもらって把握し、比べてみる方が良いでしょう。

買い取ってもらう時季を考える

買い取ってもらう時季を考える
いつ買い取ってもらうと一番いいのか、これについては最初に書いたようにバイク買取に適した絶対的な時期というものがあります。

2月~3月と、4月~7月です。
この時期に買い取ってもらったほうが買取価格が高くなる傾向があります。

一般的な商店を思い浮かべてみて下さい。どんな商店でも構いませんが、商品を仕入れてきてそれを販売することで利益を出せます。もし仕入をすることができなければ、そもそも販売することができないので、当然売り上げも上がりませんし、利益もでません。

買取業者の立場から見るとバイクを買い取ることが仕入れです。バイクを買い取ってオークションなどで転売することで利益が出せるのです。つまり、そもそも商材となるバイク本体がないと商売自体ができないため、税金の理由で顧客が買い取りを希望する2月~3月の時期は全ての買取業者が市場に対し集中的に買い取りを仕掛けてくるのです。

競争が激しくなるほど、他社よりも少しでも高い買取額を提示する努力をするため、この時期は買い取り価格が一気に上昇します。もし買取競争に敗れれば、それは売上の減少に直結するから必死なのです。ですから、2月~3月はバイクの買い取り価格が極端に高くなる時期なのです。

また4月~7月に買い取り価格が上がるかというと、これは単純にライダーにとって良い季節となりバイク買い替えの需要が高まるからです。もしこの時季に前後に買い替えをご予定の方はツーリング計画や納車までの時期を踏まえた上で4月~7月に業者に買い取りをお願いするとよいでしょう。

どこの「バイクショップ」や「業者」が良いのか?

どこの「バイクショップ」が良いのか?
下取りに出すにしても、バイク買い取りに出すとしても、どこの業者にお願いするのかは結構悩みます。ただどの方法を選ぶとしてもひとつだけは言えることは、一社だけで決めてしまわないということです。買い取り業者同士を比較してもいいですし、そこに下取り業者を合わせて全てのパターンで見積もってもらってもよいかもしれません。一社だけだと基準もわかりませんし、もしかしたら安く提示されてしまっているかもしれません。

このコラムのタイトルにもなりますし大切なので繰り返しますが、複数業者で比較することが、バイクを高く買い取ってもらうコツです。

下取りに出す場合

バイクショップに下取りに出す場合は必ず「購入したお店」「いつも行っているお店」が良いでしょう。知らないお店で売るくらいなら買い取り業者に来てもらいましょう。
いつも整備をお願いしているお店ならバイクの状態を把握していますし、「購入したお店」でもすこし高く買い取ってくれる場合もあります。ただとにかく言えることは、仲が良くてもビジネスはビジネスです。こっちの思いや主張は必ず伝えましょう。その方が「大切に乗ってくれてたんだな」という思いも芽生え、もしかしたら査定も少しはあがるかもしれません。

買い取り業者に出す場合

買い取り業者に出す場合は仲が良いとか近いとか関係ありません。最近では買い取る方も競合が増えて必死なので、全国どこでも買取出張を行っているところもあります。地域差はほとんど無いと言ってよいでしょう。ということは数社で見積もりを出してもらえれば一番高いところを選ぶだけなので悩まなくてよいのです。

ツーレコおすすめのバイク買取方法

ツーレコおすすめのバイク買取方法
まとめです。筆者のおすすめの買取方法をご案内します。私も今までバイクを何台か乗り継いできましたが、最近はこの方法で決めています。遠いとか近いとか、知り合いだとかそうでないとか、あまり深く考えずに出してもらった査定の金額の高い安いを比較するだけなので色々悩まなくて良いのが良い点です。

1、まず仲の良い(もしくは購入した店舗)へバイクを持って行き査定をしてもらう。(買い取り業者だけで見積もりを取る場合は省略可)

2、複数のバイク買取業者に、同じ日同じ時間に来てもらえるように出張査定を依頼する。

3、「一番高い買い取り業者の金額」と「バイク屋さんの査定金額」を比べて、業者の方が安いようなら、業者にその値段を伝えて交渉する。(必ず値段を伝えて業者さんに検討させる)

4、「買い取り業者」の方が高いようなら買い取り業者にお願いする。業者がどうしてもバイク屋さんの査定金額を越えられないなら、残念ながらお引き取り頂きバイク屋さんで買取をお願いする。

買い取り業者について

買い取り業者について
買い取り業者も今や色々な業者があります。大きいところでは言わずと知れた「バイク王」「 バイクBOON」「 バイク買取専門店バイクワン」などがあります。
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バイクを売るならバイク王
バイク買取専門店バイクワン
バイクBOON
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買い取り業者はどれだけ流通させるかが勝負の商売なので、ある程度規模が大きい業者の方が査定額が良いようです。また業者によって改造なども評価に加えてくれるところもあるので、各社のサイトをよく見て研究してみるのも面白いかもしれません。

上記の業者に一社ずつサイトから依頼してもいいですが、面倒な方はこれらに一括で依頼をかけてくれる「バイクブロス」「 バイク比較.com」などの便利なサイトもあります。
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バイクブロス愛車無料一括査定
バイク比較.com
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一括で依頼すると複数の業者に連絡する手間は省けます。一度に8社くらいから見積もりの案内が来るので、一瞬びっくりしてしまいますが、その業者の中から選べば良いだけなので面倒くさがりな方には便利です。

好みによってどちらかを選ぶと良いかと思います。

最後に

最後になりますが、買取査定をしてもらう前には一度愛情を込めて洗車をしましょう。綺麗にすることは当然査定のアップにもつながりますし、バイクと最後の語らいをする時間はきっと思い出になりますよ。

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